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ブライアンとの関わり : うん、だいたいあってる。

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近所の公園のベンチで初めて話して、
初めて彼の肩を抱いて、
初めてキスをして、
初めて互いの裸を見てから、
もう、一月経つ。
友達でも恋人でもない、この奇妙で曖昧な関係。
"何してんだ。しっかりしなきゃ、俺"と常に思いながらも、
それに抗う気持ちにも気付き始めている。

こないだ、ブライアンの誕生日だったので、
"じゃ、どっかゴハンでも食べに行こか"と誘ってみた。
"いいよ、もうこの歳だし、全然嬉しくないからさ"
と言ってはいるものの、笑顔が隠れてませんから。
"どう?"って訊いても何だか恥ずかしがってモジモジしてるので、
一方的に場所と時間を決めて"じゃ、ココに18時ね"と言う。
"そーすけ"
"ん?"
"ありがとう"
ごく自然に、何の躊躇もなく唇が重なる。
もう、数え切れない。

家が近所なのもあって、時間があれば俺の部屋に遊びに来る。
で、こうも頻繁にやってくると、姐さんが気付かないわけもなく、
"ねぇ、あのヒト、新しい彼氏なの?"と訊いてきた。
"…ううん、友達、だよ"
"ふーん…アンタが特定の相手とずっと居るなんて、珍しいと思ったからさ。
 そういえばさ"
"何?"
"アンタ達、何だか雰囲気が似てるわね"
"そっかなぁ?
 ブライアンのがもっと大人だし、ちょっと気難しいよ。
 俺はほら、結構適当だし"
"…そう?"
"うん"
だからそんな攻める目で俺を見ないでください。

"ちょっとオシャレなトコ行きますから"と言っておいただけあって、
誕生日当日、彼はきっちりキメて来た。
"髪、切ったの?(笑)"
"今日仕事の面接があったから。別にこの為じゃないよ"
とはいえ、いつものカジュアルな格好からかなりかけ離れていたので、
(しかもやけに髪型に気合が入ってた。普段ジェルなんかつけないだろうが)
何だか可笑しくてケラケラ笑っていたら、必殺技のヘッドロックを喰らった。
こっちも応戦できりゃいいんだけど、何分体格に差がありすぎるので、
"やーめーてぇ~"と必死にわき腹をつつくしかない。
街中でじゃれあうこと、数分。
"お腹すいたなぁ…ドコ行くの?"
"イタリアンです。今日は俺の奢りだから好きなだけ食え!!"
"初めてだよ、男と二人っきりでレストランに行くの"
"あの、職場のゲイに誘われたんじゃなかった?"
"断ったよ!!嫌いなんだって、コッチは。
 っていうか、何で僕がゲイって分かったんだろう、言ってないのにさ"
"長年の勘じゃないの?
 そうじゃなくても、ブライアンも"あ、コイツ怪しい"って何となく分かるでしょ?"
"何となくね。そーすけは、うん、ゲイっぽいかな"
"というか、俺ら今誰から見てもゲイに見えると思うよ?
 こんなオシャレした男二人組、ド田舎じゃめずらしいから"
"…そーすけ、ちょっと離れて歩いてくれる?そしたら大丈夫"
"おい(笑)"

レストランに着いて、ワインで乾杯して、
(シャンパン?予算オーバーです)
ちょっと遅くなったけど、バースデーカードを渡す。
プレゼントより、メッセージやカードのが嬉しいという彼は、
嬉々として封を開ける。
"お、名前の綴り、間違ってないね。よしよし"
(本名はブライアンではなく、ちょっと聞きなれない名前。俺はちゃんと発音できん)
"この一年がいいものでありますよう"とか書いたもんだから、
話はお互いの将来の事に。
"そーすけは、夏日本に帰って仕事探すんだっけ?"
"うん。ちょっと出遅れてるから、本腰入れて探さないとね。
 彼氏も…日本で待ってるし。
 ブライアンは、今日面接どうだった?決まりそう?"
"うん。来月から、仕事掛け持ちだね。
 やっぱイギリスでやってくのは楽じゃないよ。
 ロンドンの方で見つけたかったけど、まだ当分はココで頑張るしかないな"
"そっか…"

お互いに、何かが始まっているのは感じているけれど、
それを決して口に出さないのは、
きっと、一年後に必ず別れが来ることを知っているからだろう。
時折、相手が将来に向かって動いていることを確認して、
来年の今頃には離れていくことも、暗に確認して。
それでも、今こうやって二人でいるのは、
まだ何かを期待してるからかもしれない。
間違っていると、知りながらも。

だから、こうして、
彼は俺の腰を抱え込み、
俺は彼の汗ばんだ背中に腕を回してしがみついている。
暗い部屋の中、ラジオの音に隠れて。

↓しばらくブログ放置したと思ったら、とんでもない事になってますのよ。
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◇ カテゴリ : ブライアンとの関わり

ブライアンに携帯の番号を教えてから、
毎晩電話がかかってきた。
"こんばんは、そーすけ。調子どう?"
"今日も試験勉強してただけ。ブライアンは?"
"今仕事終わったとこ。もしよかったら、これから会わない?"
"うー…"
"気分転換も必要だよ"
"うん。で、ドコで会おうか?どっかのパブ?"
"そーすけの部屋に行くよ。ビール持ってく。
 それでいいかな?"
"分かった。それじゃ近くまで迎えにいくから"
"じゃ、後で"
彼と出会って、大体一週間になるけど、
まだこの事(ブライアンや掲示板うんぬん)は姐さんには言ってない。
テスト期間で向こうも忙しいから…っていうのは、多分言い訳。
確かに今は三日に一度くらいしか顔を合わせないけど、ね。
(お互いあんまり家にいないので)
どこか後ろめたさがある。正直ね。

で、待つこと15分。
家の近くのベンチで呆けていたら、"そーすけ!!"って声がかかる。
手を振りながらこっちに来るブライアン。
"来る途中スーパーに寄ったら、ポーランドのビールがあったから買ってきたよ。
 一緒に飲もう"
"うん、ありがとね"
それからしばらく道端で歓談した後、冷えてきたのでフラットの中へ。
階段を上ってる途中、彼が、
"そういえば、ルームメートのコ居るんじゃない?勉強してるなら、迷惑かな"って訊いてきた。
"大丈夫、今晩は居ないから。夜中まで大学で頑張るんだって"
ふつふつ湧き上がる罪悪感。
でも、何で姐さんに対してそういう気持ちを抱くのか。
よくわからんまま俺の部屋に案内する。
"何か、日本の曲を聞かせてよ"って言うので、
最初は(日本から送られてきた)EXILEをかけてみたんだけど、
(最近の日本=EXILEという、世俗にまみれた・もしくはちょっと遅れた?認識)
"そーすけは、この人好きなの?"と訊かれたので変更。
(ゴメンよEXILE)
で、今度はこれまた日本から送られてきたアンジェラ・アキをかけてみる。
(ブログのよこっちょに載っけてるやつです)
したらブライアン、大絶賛。
"凄く綺麗な曲…愛について歌ってるんじゃない?
 ねぇそーすけ、彼女は何ていってるの?"
あぅ…この曲って、彼に大ダメージを与えかねないじゃないか、
って気付いた時には既に遅く、
"何?何の歌なの?"って興味津々に迫り来るブライアン。
仕方ないので、簡単に英訳して伝えたところ、
"ふぅん…そうか…"って黙っちゃった。
やべぇ…何してんの俺(汗)
とりあえず"ブライアンはどんな曲が好き?"って話から始めて、
"いつもこのラジオ聞いてるんだ。結構いい曲流すからね"って彼の発言を機に、
エンドレスでかかってた件の曲をストップさせる事に成功。
頼むぜアンジェラさんよ(なれなれしい)

そこからはビールを飲みつつ、ラジオを聴きつつ、至極楽しくおしゃべり。
彼の職場に居るゲイ二人の話やら(かなり嫌いらしい)、
日本で撮った写真を眺めて盛り上がる。
したら、彼が突然、すっと立ち上がる。
"何、どうしたの?トイレはキッチンの横だよ"
"そーすけ、ちょっとこっちにきて"
"ん?"
言われるがまま立ち上がり、差し出された手を握る。
既にほろ酔いの俺は、"どうしたブライアン?"と彼の顔を覗き込む。
"一緒に踊って。この曲、好きなんだ"
ちょっと、しゃるうぃーだんすですよ。人生初の出来事ですよ(恥)
"でも俺、あんま得意じゃないし"
"いいから。もっと近くに"
彼の腰に手を回す。シャツ越しでも分かる、厚い筋肉。
正面には彼の胸。少し開いた胸元から、男らしい胸毛が覗いている。
"これは…まずい"と目を逸らすように見上げると、そこには彫りの深い顔。
首から顎、頬を覆った無精髭。自分の顔が当たる度にチクチクする。
これでもか、と落ち窪んだ目には影が落ちていたけれど、
一瞬光が当たると、緑の瞳であることに気付く。
"何?"俺の視線に気付いた彼が、こちらに微笑む。
"何でもないよ"と笑い返したら、俺の肩に乗っていた腕が動き、
彼の親指が俺の眉をなぞり、手のひらが頬を撫で、
最後にすっと唇に触れる。
"そーすけ、僕は…"
"…うん"
彼の腕が締め付けるように俺の肩を抱き、
俺の腕はすがるように彼の背中にしがみつく。

そうして、俺らはキスをした。

↓続く…かもしんない。
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◇ カテゴリ : ブライアンとの関わり

午後六時、いつも買い物をするスーパーの前。
激しい人通りの中、送られてきた写真を頼りに、彼がいないか探す。
しばらくして、それっぽい人物発見。
しきりに携帯をいじりながら、辺りをきょろきょろ見回している。
"えっと…ブライアン?"
"キミがそーすけ?はじめまして"
差し出された手をぎゅっと握って、笑い合う。
"何だか写真と違うね。どうりで探しても見つかんないワケだ"
"髪も大分短くしちゃったし、写真撮る時メガネ外すからね"
(ちなみに今そーすけの髪型は、ボウズよりちょっと長いソフトモヒカン。ゲイゲイしいよ☆)
特に何処に行くか決めてなかったので、とりあえずそこらをお散歩。
"そーすけのコトもっと知りたいけど、メールより直接会った方がいいよね"という言葉通り、
"ココに来て何年?"から始まり、"何処に住んでんの?","将来は?"、"彼氏いるの?"などなど、
とにかく質問攻め。
まぁ、自分の事しゃべるのあんまり得意じゃないから、よかったけどね。

"で、ブライアンはどうよ?"って訊いた頃には二人とも歩き疲れて、
近くにあったベンチで一休み。
"食べる?"って差し出してくれたリンゴをかじりつつ、彼の話を聞く。
(俺の周りだけかもしんないけど、こっちの人って、常に果物をカバンに忍ばせてる気がする)
ポーランドのとあるちっちゃな村で生まれ育った彼は、敬虔なカトリック教徒。
イングランド(プロテスタント)に来てからは、あまり教会に通えてないけど、
それでも厚い信仰を持ってるっていうのは、彼の態度からよく分かる。
(そーすけは無宗教だけど、日本で通ってた大学はキリスト教系)
だから、自然と質問してしまった。
"でも、カトリックって、同性愛には厳しいんじゃない?"
こっちを見ていた彼の目がふっと逸らされ、表情が陰る。
"うん。同性愛は、病気扱いだよ。
 僕もセラピーに通ってたんだ、一時期"
"……"
"僕ね…"
今度は笑いながら、彼が続ける。
"僕ね、小さい頃から聖職者になりたかったんだ。
 こんなになっちゃって、もう、無理だけどね"
ここにも、一人。
ゲイであることに悩み、苦しみ続けている人がいた。
絶対的に信じて疑わない、自分の基になっているものと、
現実の自分の間に閉じ込められて。
"彼女は?結婚は?"と家族・友達から責め立てられ、
少しでも楽になる為に、一人海を渡って。

"あ、彼女がいたこともあるんだよ。あ、この人ね"
財布から何枚もの写真が出てくる。
お母さん、お姉さん、妹、姪っ子…その中から差し出された、一枚の写真。
"すごく綺麗なヒトだなぁ"
"でしょ?巻き毛がとってもチャーミングなんだよ"
その時彼が見せた笑顔からして、まだ彼女の事が好きなんだと思う。
"でも、僕は彼女に応えられなかった。
 いくら心がそれを望んでいても、僕の身体はまったく反応しなかったんだ"
"…うん"
"そんな事が続けば、相手が離れてくのは、当然だよね"
"セックスは関係の一部でしかないけど、でも"
"うん、でも一部であることに違いはないし…"
"無くてもいいもの、ってワケじゃないよね"
"うん、そうそう"
"それで、男のヒトはどうなの?"
"それがさぁ…"
"うん"
"きっちり反応するんだよね。もう、嫌になるよ(笑)"
"あ、イングランドの男って、カッコイイ人多くない?"
"やっぱりそーすけもそう思う?街歩いてても、びっくりするよね"
"今度、ウチの大学覗いてみてよ。もう、すんごいよ"
"本当?(笑)"
"っていうか、ブライアンも結構ハンサムだと思うんだけど"
"僕?いやいや、そんなことないって"
身長182cm、ジュード・ロウに激似の27歳が、何を言う。
アンタこそ街で見かけたらビックリだよ。
(てか実際に隣に座って話してんだけどね。世界って、案外狭い)

それから少し、"好きなオトコのタイプ"とかを話してたんだけど、
"でもね…"と彼が言った。
"でもね、もし神様が僕の苦しみに気付いて、願いをかなえてくれるとしたら、
 ヘテロセクシャルにしてほしいんだ。
 結婚して、子供をつくって。
 僕の友達や、姉がそうしてきたように、
 僕も家族を持ちたいんだよ。
 それが、僕の夢"
うん、そうだよ、それが出来たら、どんなに良かっただろう。
でも、キミがゲイで、俺がゲイだったから、
今こうして、薄暗がりの中、ベンチに座って喋っているんだ。
きっと、これでいいんだと、俺は思うよ。
"そーすけは、ホントにリラックスしてるよね。
 ゲイであることを受け入れてる感じがする。
 僕も、早くそうなりたいなぁ"
"うん、友達が色々と助けてくれたからね"
初めてできたレズビアン友達は、
"そんな事で悩んでたら、アンタ何にも出来ないわよ。
 つーか、何もしないで終わるつもり?そんなの、つまんないじゃない。
 早く自分を楽にしてやんなさいよ"と俺の心に容赦なくパンチを浴びせ、
初めてゲイであることをきちんと打ち明けたストレート男友達は、
"ゲイだからって、特別じゃないよ。
 俺は女が好きで好きでたまんないけど、
 そーすけは男が好きで好きでたまんないってだけでしょ?
 そんだけの違いだよ"と言ってのけた。
"だから、ブライアンも話したいことがあったら、遠慮なく言ってよ。
 俺カトリックじゃないから完璧には分かってあげられないかもしれないけど、
 でも一人で溜め込むよりはずっといいでしょ?"
したら突然、"そーすけは、笑顔がすごくいいよね"って褒めだした。
"ええ、よく言われます(笑)"ってこっちは冗談で返したんだけど、
"その顔で"大丈夫"って言われると、ホントに大丈夫な気がしてくる"って本気で返された。
光栄デス☆(←調子に乗り始めてる)

とまぁ、こんな感じで、
めでたくゲイ友達ができましたとさ。

↓彼も料理が得意らしい。やっぱそういう男が自然と集まってくると見た!!
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